ビジネスホン増設工事で失敗しない!費用削減と注意点をプロが解説

はじめに

「電話機を買えば、自分で増設できますよね?」

じつは、できます。
ただし、「自分でできる場合」と「できない場合」があります。

どちらになるかは、オフィスの状況次第なんです。
この記事では、セルフでいける場合とそうでない場合の違いと、増設費用を抑えるポイントをまとめてお伝えします。

費用ゼロでいける?まず確認を

工事を頼む前に、まず確認してほしいことがあります。
条件が揃えば、費用をかけずに電話機を復活させられる可能性があるんです。

確認するポイントは2つです。

1 配線 過去に電話機を取り外したことがあるなら、配線がそのまま残っているケースがあります。
残っていれば、電話機を挿すだけで使い始めることができます。
壁や床に電話用ジャック(差込口)があれば、そこに電話機ケーブルを挿すだけでOKです。
新たな配線工事は必要ありません。

2 電話機 以前使っていた電話機が倉庫に眠っていませんか?
他拠点で余っている電話機がないかも確認してみましょう。
使える電話機が見つかれば、新たに購入する必要はありません。

試すのはタダ!まず挿してみよう

配線や電話機が使えそうなら、まず挿して試してみましょう。
配線が途中で切断されていたり、電話機が故障していたりすることもありますが、試してみれば、すぐわかります。

その際、必ず以前と同じ型番の電話機を使ってください。
型番が違うと使えない場合があります。これも挿してみれば確認できます。

ジャックへの差し込み自体はほぼノーリスクです。
挿しただけで主装置が壊れるということは、原則ありません。
ただし万が一もゼロではないため、自己責任でお試しください。
電話機の画面が光らないなど、うまくいかない場合は、素直に工事店に相談しましょう。

電話機を接続すると、その型番が主装置に自動登録されるビジネスホン機種もあります。その場合、違う型番の電話機をつないでも使えなくなります。試してうまくいかないときは、無理せずビジネスホン工事店に相談してみましょう。

費用かけるならこの4つだけはしっかり確認しよう

配線も電話機も流用できない場合は、費用をかけて増設することになります。
必要なのは以下の4つです。


この4つが揃って、はじめて増設が完了します。
以下でそれぞれ詳しく説明します。

ビジネスホン電話機:機種選定で失敗しない方法

電話機を選ぶ際には、いくつか注意が必要です。

まずメーカーを揃えることが大前提です。
違うメーカーの電話機は原則として使えません。
ただし、日立とナカヨは例外的に共通で使えるケースがあります。

次に型番です。
同じメーカーでも、シリーズが変わると接続できない電話機があります。
ご自身で選ぶ場合は、今と全く同じ型番を選びましょう。
オフィスで2台以上使われている電話機の型番を参考にするのが安全です。
(まれに1台だけ入っている特殊電話機があるので注意です)

配線システムが同じであることも確認が必要ですが、今と全く同じ型番であれば問題ありません。
ビジネスホンにはスター・バス・LAN配線の3タイプがあります。

費用面では、中古電話機を選ぶと新品より大幅にコストを抑えられます。
既存の電話機との耐用年数のズレも防げるため、最近では中古を活用するケースが増えてきました。

どの電話機を選べばよいか迷ったら、工事店に相談するのが確実です。「中古で用意してほしい」と伝えるだけでコスト削減につながることも。古い機種は中古しか入手できないケースも多いので、まず相談してみましょう。

主装置内の空き容量・空き基板:主装置に「空き」はある?

ビジネスホンの主装置には、接続できる電話機台数に上限があります。
上限は「主装置全体の最大数」と「ユニットごとの最大数」の2つです。

電話機増設ユニットに空きがあれば、そのまま増設が可能です。
空きがない場合は、電話機増設ユニットの追加も必要になります。
機種によってはユニットを増やせないものもあるので注意が必要です。

空き容量があるかどうかは、現状をビジネスホン工事店に伝えて確認してもらうのが確実です。

配線・設定はプロに任せよう

主装置から電話機までの配線工事とデータ設定は、専門のビジネスホン工事店が行います。
配線には資格が必要ですし、データ設定はパスワードがかかっている場合もあります。
一般の方が自分で行うことはできません。

工事の流れはこういった感じです。


工事にかかる時間の目安です。

工事内容作業時間電話への影響
電話機1台の増設約30分止まらない
電話機3台の増設約60分止まらない
ユニット設置が伴う場合約30分約10分止まる

まとめ

ビジネスホンの増設は、条件によっては費用ゼロで対応できる場合があります。
まずは既存の配線や電話機が流用できないかを確認するところから始めてみましょう。

費用をかけて増設する場合は、電話機の型番・主装置の空き容量・配線・データ設定の4つが揃って初めて使い始めることができます。
迷ったら、まず工事店に相談してみてください。