ビジネスホンのコードレス電話機、交換・増設で失敗しない3つのポイント
- 2022/09/16
- 2022/09/16

目次
そもそも、コードレス電話機って何種類あるの?
「コードレス電話機を新しくしたいんですが、どこに頼めばいいですか?」
こういったご相談、実はとても多いんです。
ただ、一口に「コードレス電話機」といっても、種類が違うと工事の内容がガラッと変わります。
まず今お使いの機種が、どちらのタイプか確認してみてください。
- ショートタイプ(PHS型・小型・マルチゾーンコードレス電話機)
- ロングタイプ(大型・シングルゾーンコードレス電話機)
今回の記事でご紹介する内容は、ショートタイプについてです。
大型タイプとは仕組みが異なるため、機種を先にご確認ください。
「交換」と「増設」ってどう違う?実はかなり差があります
「どちらも電話機を入れ替えるだけでは?」
そう思う方、多いんです。ですが実際には、かなり異なる工事なんです。
まず「交換」について。以下の2つを両方満たせる場合のみ、交換になります。
- 廃止するコードレス電話機がある
- その代わりに、以前と同じ機能・使い方で再導入する
上記以外はすべて「増設」扱いです。
例えば次のようなケースが増設に該当します。
- 廃止を伴わない
- 機能や使い方が変わる
- 台数が増える
「えっ、台数が増えるだけで増設になるの?」と驚かれる方もいらっしゃいます。
状況によっては「交換してから設定変更」という形で対応できる場合もあります。
迷ったときは、まず業者に相談してみるとよさそうです。
なぜ費用が変わる?「交換」と「増設」、難易度の差がすごい
最も大きな理由は、工事の難易度が大きく異なるからです。
交換は設定変更が少なく、難易度が低く、失敗も起こりにくい。
増設は設定項目が増えるため、難易度が高くなりがちで、失敗も起こりやすくなります。
費用についても、業者によって考え方が分かれます。
| 業者タイプ | 費用の考え方 |
|---|---|
| 配線プロA | 交換と増設で費用を変える |
| 配線プロB | 状況が分かっているなら費用は同じ・リスクがある場合は費用を変える |
問題がないようなら、交換扱いになるよう発注した方が費用を抑えられることが多いです。
増設が難しい「本当の理由」は実装番号にあった
ここで少し、ビジネスホンの仕組みについてお話しします。
ビジネスホンには「内線番号」と「実装番号」という2つの番号があります。
- 内線番号:エンドユーザーが使う番号(室内の電話番号のようなもの)
- 実装番号:電話機1台ごとに割り当てられる機械番号(表面上は利用しない)
交換の場合は実装番号をそのまま引き継げるため、設定がシンプルです。
増設の場合は新規実装番号が必要になるため、設定が複雑になる。
「なぜ増設の方が難しいの?」の答えが、実はここにあるんです。
プロが教える!機能が100以上ある、増設の落とし穴
ビジネスホンの機能は、多いもので100以上あります。
その全機能で「今まで使っていたか?」を把握することは、かなり難しいんです。
工事後に「あれができなくなった・これができなくなった」となることもあります。
これが事前に完全にはわからない場合もある、というのが実情です。
さらに、接続できる台数の制限やアンテナとのかかわり方、電波の届く範囲など、
全体の設計を根本から見直す必要が出てくることもあります。
シンプルな構成でスタートするという方法もあります。
【朗報】電話機が見つからなくても、工事はできます
「以前使っていた電話機、どこにしまったっけ…?」
交換工事のご相談でよく聞く声です。
紛失すると元の設定情報が不明になることがありますが、内線番号一覧表や
システムデータで確認できる場合が多く、工事できないケースはそれほど多くありません。
焦らず、まずは業者に問合せしてみてください。
案外スムーズに対応できることが多いですよ。
「今の機能、誰もわからない」問題、どうする?
増設工事でよく起こるのが、「今うちってどんな機能を使っていたっけ?」という状況です。
会社の規模が大きくなるほど、導入当時の担当者がいなくなるケースがあります。
そうなると、何が基本機能で、何が追加で設定した機能なのか、誰もわからない状態になりがちです。
実際に工事した業者からも、こんな声があります。
「特別な機能なのかがわからないことがあり、設定が難しくなる」
なお、これは交換の場合はほとんど問題になりません。
増設のときに特に意識しておきたい注意点です。
【注意!】アンテナが見つからないと、工事が止まります
交換・増設どちらにも関わる注意点です。
コードレス電話機はアンテナと電波通信して、コードレス子機の登録を行います。
そのため、アンテナとある程度近い距離が必要になります。
アンテナがない状態では、交換・増設のどちらも工事を進めることができません。
現場に到着してからアンテナが見つからない。これ、実際にあるんです。
業者からも、こんな声があります。
「お客様にも探してもらったが見当たらず、工事がキャンセルとなった」
事前にアンテナの場所を把握しておくだけで、当日の工事がかなりスムーズになりますよ。
お金をムダにしない!「下見」という賢い選択肢
「設定の状況がよくわからない」「アンテナがどこにあるかわからない」という場合は、
下見を入れるのも一つの方法です。
ただし、下見に費用がかかる場合もあります。
「1回工事を入れてみて、無理なら下見だけして帰る」という柔軟対応をしてくれる業者を
選ぶと、費用をムダにせずに済みます。
対応してもらえるか、依頼前に確認しておくとよさそうです。
まとめ
コードレス電話機の交換・増設について、解説してみました。
少し難しいとお感じになった部分があったかもしれません。その場合は本当にすみませんでした。
ビジネスホンは専門的な部分が多く、ただ、全部業者任せにすると費用も高くなりがちです。
ただ、今回得た知識で、基本的なコードレス電話機の交換・増設は依頼しやすくなります。
しっかりサポートをしてくれる工事業者と共に、使いやすいビジネスホン環境を実現させてゆきましょう!






どちらに該当するか整理しておくだけで、見積もりの精度もぐっと上がりますよ。